化粧水の付け方による肌への効果の違いと正しい使い方について
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スキンケアにおける化粧水の本当の役割
化粧水のほとんどは水からできており、スキンケアアイテムの中でも最も水分の比率が多いものになります。
この水分をベースにして、保湿効果のある成分や美白効果、肌を柔らかくする効果のある成分を配合することで、化粧水は作られています。
化粧水の役割は、肌に水分を与えているイメージが強いため、保湿効果があると思ってしまいがちですが、実はほとんどが水で作られているため、肌表面にとどまり続けることができず、保湿効果はあまり期待できません。
では、化粧水の役割は何なのかというと、肌は乾燥して硬くなった肌に水分を与えて柔らかくし、化粧水の後に使用する乳液や美容液に含まれている美容成分の浸透率をよくする効果があるのです。
つまり、化粧水は次に使うスキンケアアイテムの効果をより高めるための補助役といった立ち位置になるのです。
洗顔後、肌に栄養を与えるのにまず初めに使用する化粧水のことを正しく理解することは、高い質のスキンケアを実施するために非常に重要なことになります。
それでは化粧水の正しい使い方について、詳しく説明していきましょう。

化粧水の効果を低くしてしまう使用方法とは
化粧水はスキンケアを始める上で最初に肌の状態を整えるためのスキンケアアイテムになるため、ここで誤った使い方をしてしまうと、この後使用していく乳液や美容液の効果を大きく落としてしまうことになります。
また、他のスキンケアアイテムでも同じことなのですが、使い方によっては肌に刺激を与えてしまい肌荒れやニキビを発生させてしまう原因になってしまったり、最悪の場合は成分が色素沈着を起こしてしまい、シミの原因にもなってしまいます。
まずよくやってしまいがちな失敗としては、肌に押し込むのではなく、摩擦を与えながらこするようにつけてしまう付け方です。
他のスキンケアアイテムでも同様なのですが、美容成分に摩擦を与えながら肌につけてしまうと、その成分が肌に刺激を与えすぎてしまい、色素沈着が発生してシミの原因になってしまいます。
一度色素沈着が発生してしまうと、ターンオーバーによって古い肌の表面が全て剥がれ落ちるのを待つしか無くなってしまいます。
また、色素沈着が肌の奥にある真皮層まで到達してしまっている場合は、ターンオーバーによって生まれ変わることもできないため、レーザーなどの特殊な治療方法でしかそのシミは消すことができなくなってしまいます。
さらに摩擦が強く肌が傷ついてしまった場合は、化粧水に含まれている成分が、刺激になってしまい肌荒れが発生してしまいます。
この傷口に雑菌が入り込んでしまうことによってニキビや吹き出物が発生してしまうことになり、化粧水を使い続けるたびに刺激を受けてしまい症状が悪化していくようになってしまいます。
摩擦を与えてしまう付け方には複数パターンがあり,
- 叩いて成分を押し込むのが良いと勘違いしてしまい強く叩きすぎてしまうパターン
- コットンを使用してこすりすぎてしまうパターン
- 雑につけてしまいこすりすぎてしまっているパターン
などが存在します。
化粧水だけでなく、スキンケアを行う際に肌に摩擦を与えてしまうことは絶対にNGなので、必ず間違えないようにしましょう。
化粧水の使用量が多くても効果は変わらないし乾燥肌の原因にもなる
化粧水をたくさん使って、バシャバシャと顔に付けてしまった方が高い保湿効果を得られると紹介されていることがありますが、これは反対に肌の乾燥を加速させてしまう原因になってしまいます。
お風呂に入った時や顔を洗った時を想像してもらえるとわかりやすいのですが、肌の表面にある角質層が水分を取り込める量はあらかじめ決まっており、それ以上に肌に付着した水分は、肌の上に水滴として残ったままで肌の内部まで浸透していくことはありません。
スポンジが一定量の水を含んでしまうと、それ以上に水を吸わなくなってしまうのと同じことです。
また、肌に付着した水分は時間の経過とともに空気中に蒸発して消えていきます。
実はこの時に、肌の内部にある水分も同時に奪われて蒸発してしまい肌が乾燥してしまう原因になってしまうのです。
つまり化粧水を必要以上につけてしまうことは乾燥肌を悪化させるリスクを高めてしまうだけで、保湿ケアを行う上ではマイナス効果にしかならないため、無駄遣いにしかならないのです。
化粧水の効果を最大限に発揮できる付け方
正しい化粧水の付け方はそれほど難しいものではありません。
特殊な技術も必要なく、ただ乾燥している部分に多めにつけて、優しく肌に押さえ込むだけで問題ありません。
詳しく順番まで解説すると、
- 1.適量の化粧水を顔全体に優しくなじませる。
- 2.顔全体を優しくおさえるようににして化粧水を浸透させる。
- 3.目の周り、口、鼻のふちなど細かい部分を指で優しくおさえていく
- 4.顔の表面に水分が見えなくなるまでしっかり浸透させる。
やることはたったこれだけです。
難しいことは何もないので、丁寧に化粧水をつけることだけなのでぜひ、今日から実践してみてください。
手とコットンのどちらで化粧水をつけるのがより高い効果を得られるのか
手とコットンのどちらで化粧水をつけるべきなのかを悩んでいる方も多いですが、特にこだわりがない場合は手でつけることをオススメします。
コットンの場合は、コットンに使用されている繊維によって肌への摩擦が強くなってしまい、肌を傷つけてしまうリスクがあります。
また、コットンに染み込ませてから使用する分、使用量も無駄に多くなってしまがちなのであまりオススメできません。
手の場合はつけ方さえ間違えなければ、優しく化粧水を浸透させることが可能です。
ただし、手でつける場合は必ず化粧水をつける前に手を清潔にしておくことが、重要になります。
手には多くの雑菌が存在しています。
この雑菌がスキンケアの際に顔に移ってしまうと、毎日顔から分泌される皮脂を餌にして繁殖してしまい、ニキビや吹き出物の原因になってしまいます。
また、もう1つの注意点としては、塗りムラができてしまいやすく、化粧水の使用量が少なすぎてしまうと濡れていない部分が出てしまうことがあります。
きちんと隅々まで化粧水が浸透していることを確認してから、乳液や美容液によるケアへと移っていきましょう。
化粧水は洗顔後すぐにつけないと効果が低下する
化粧水は洗顔後、顔の水分が蒸発してしまう前につけておかないと効果が大きく低下してしまいます。
これは、乾燥してしまい硬くなってしまった肌には水分が浸透しにくくなってしまい、肌に十分な水分を与えて栄養素が入る状態にできなくなってしまうためです。
そのため、お風呂上がりや洗顔後にはなるべく早いうちに化粧水をつけるようにしてあげましょう。
また洗顔後は、顔の表面に付着している小さなゴミや、1日で分泌された皮脂がすべて取り除かれているため、最も化粧水が新都市やすいタイミングになります。
このタイミングを逃してしまうと、不純物により化粧水の浸透が邪魔をされてしまい、効果が低下してしまうことに繋がってしまうので、必ずつけるようにして起きましょう。
化粧水後のスキンケアが最も重要
化粧水はあくまでもその後の美容成分を浸透させるための下準備になります。
そのため、肌の状態をより良くするためにはそのあとのスキンケアが最も重要になります。
スキンケアを化粧水だけで終えてしまう人もいますが、それは栄養素が浸透するための土台だけを作って何もしていないという非常に勿体無いことをしてしまっています。
化粧水が十分に浸透した後は、必ず乳液や美容液をつけてより質の高いスキンケアを行うようにしましょう。
まとめ
化粧水はスキンケアの最初に使うアイテムで、はその後のスキンケアの効果を変えてしまう重要なスキンケアアイテムです。
使い方次第ではプラスにもマイナスにもなってしまうため、正しい方法で使わないといけません。
今まで誤って方法で使用していた人は今回ご紹介して方法で
